畳の良さとお手入れ方法【★福井建売・分譲コラム】

皆さん、こんにちは。
福井で新築住宅を建てたい！という方にお届けする福井不動産コラムです。
福井で分譲住宅、一戸建てをご検討の皆様、家づくりはいかがお進みでしょうか。

今回は、日本人は大好き「タタミ」についてお話します。
日本の文化とも言える畳の語源は「たたむ」で、たためるもの、重ねられるもの、敷物全般を表した言葉でした。フローリング床の人気が高い現状であっても、和室、すなわち畳を求める声は消えません。
そこで、いくつかの畳の良さをご紹介します！！

【香りと癒し】
畳表に使われる天然素材の「い草」の香りには、精神を安定させるアロマ効果があり、見た目の青緑色は日本人が最も落ち着く色になります。
「故郷や田舎に帰ると、何となく落ち着く」いう方も多いのではないでしょうか。
また、ほのかに香る新畳の香りにほっとした経験はありませんか。
森林浴をしているような心地よさを提供してくれますよね。

【弾力性】
日本に住む人なら誰でも、畳の上を歩いたことのない人はいないでしょう。
どんな感触をイメージしますか？
夏は暑すぎず冬は冷たすぎない表面の肌触りとともに、やわらかい弾力のある適度な固さを足の裏に感じるでしょう。
「い草」は細くて長い繊維質の植物ですが、その断面はスポンジ状で空気をたくさん含んでいます。
それをキッチリと編み込んで作っているので、厚みや弾力がでてくるのです。

【水分調整】
梅雨などの湿気の多いとき、畳は1枚で500ｃｃの水分を吸ってくれるのです。
逆に、部屋が乾燥してくると畳に含んでいた水分を放出します。
さらに、い草や藁には空気を多く含む性質で断熱作用があり、冬季は室温を逃さず夏期は外の高温を遮断できるのです。
日本の風土に合わせた天然エアコンのような働きですね！

《畳のお手入れ方法》

●乾拭き

基本的に畳は乾拭きをしてください。

極度の汚れの場合のみ固く絞った雑巾で雑巾がけをします。

(濡れ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなったり、黒ずむことがあるので要注意です。)

普段は畳の目に沿ってやさしく掃除機をかけてホコリを一掃します。

掃除機を強くかけると畳表を傷めやすいので軽く触れる感じが良いですね。

また、髪の毛などがたまらないように毎日欠かさずの掃除をオススメします。

●天日干し

畳の天日干しは、ダニ・カビの生息防止のほか、雑菌類の退治もできて一石二鳥です。

できれば、春と秋の２回、よく晴れた日に畳を干したいものです。

照り返しの強いコンクリ－トやタイルの上に寝かせて干し、畳の裏・表を交互にして加熱乾燥します。