ユニバーサルデザインから考える新築住宅【★福井建売・分譲コラム】

皆さん、こんにちは。
福井で新築住宅を建てたい！という方にお届けする福井不動産コラムです。
福井で分譲住宅、一戸建てをご検討の皆様、家づくりはいかがお進みでしょうか。

特定の誰かが、ではなく、誰でもがいつでも使いやすい環境をつくることを目指すものを
ユニバーサルデザインと言います。

新築住宅を建てる場合、今、建築を計画しているご夫婦やご家族の状況が
この先何十年も同じであるということはほとんど無いと思います。

若いご夫婦であれば、これからお子さんが生まれ、子育てをし、ゆくゆくは巣立って別の家庭を持たれるかもしれません。

家族にご高齢の方がいらっしゃれば、今は足腰もしっかりと元気な状態であっても、
年月とともに、身体を動かしづらく感じるようになるかもしれません。

このように、長い人生の中では家族構成や自分の身体の状態など、年々変化していくものです。

そう考えると、これから建てる新築住宅も長い年月の中で、何があっても変わらず使える状態にしておくことや、
家族構成などによって形を変えていけるようにしておくことが必要になります。

この新築住宅に長く住むことを考えて、住宅のユニバーサルデザインについて考えてみましょう。

◆リビング
出入り口は引き戸にすることで、開閉時に体の移動が必要なくなり、出入りが楽になります。
また、上吊りタイプの引き戸であれば、下部にはレールも必要なくなります。

◆階段・廊下
手すりの設置や足元灯の設置で、日中だけでなく夜間の歩行の助けになります。
廊下幅の拡張リフォームは費用が大きいものです。
メインの廊下は廊下幅を広めに確保しておくことで、歩行の介助や車椅子での移動が必要な場合も対応することができます。

◆トイレ
蓋や便座の自動開閉機能や自動洗浄機能があると、快適で安心できる空間になります。
タンクレストイレにするなど、限られた空間でもできるだけ広く活用することで、
介助者が一緒に入って介助する場合も窮屈に感じません。
手すりをつけておけば座る時、立ち上がるときの助けになります。

◆浴室
開け閉めがしやすいよう、入り口は引き戸か折れ戸にするのがおすすめです。
入り口の段差をなくしたり、滑りにくい床にしたり、
浴槽や洗い場に手すりを設けたりすることで転倒防止になります。

浴室の断熱性能を高めたり、冷たさを感じにくい床にしたり、浴室暖房乾燥機を使ったりすることで、
冬場に心配なヒートショックを予防することができます。

◆キッチン
水栓はいろいろな機能の物があります。タッチレスタイプや軽く押せばいいものにすることで、
手が汚れているときなども簡単に水を使うことができます。
対面キッチンにすると家族とコミュニケーションを取りながら調理や後片付けをすることができます。

◆洗面化粧台
浴室、キッチンの水栓も同じですが、節湯水栓にすることで、無駄なお湯の使用がなくなり、
家計にも地球にも優しくなります。
洗面化粧台の下は収納になっている場合が多いですが、収納の無いタイプにすることで、
椅子に座っての使用や、車椅子での使用もできるようになります。

◆玄関
玄関は開口幅を広めに取り、段差を無くし、ドアは引き戸にしておくと
重い荷物を持っていたり、ベビーカーを使いたかったり、車椅子であったりしても不便を感じにくくなります。
わざわざ鍵を取り出さなくても開くことのできるシステムがついたドアもあります。

玄関アプローチや土間部分にはすべりにくい素材を使いましょう。
玄関ホールにベンチがあると、靴の脱着も楽になります。

長く住む中でリフォームをしていくという方法ももちろんありますが、
廊下の拡張や間取りの変更は中々難しいものです。

将来後付できるもの、できないもの、今のうちからあった方が便利で快適に暮らせるものと、
分けて考え、うまく取り入れていきましょう。

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では、快適な新築・住まいづくりを一緒に考えていきましょう。

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