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2018.09.07/
コラム
【福井新築輸入住宅コラム】世界基準で考えるヒートショック編
おはようございます!フルブリックです。
福井市は朝からずっと雨です。今日の地鎮祭も雨の中でしたし、
明日も一日中雨の予報です。ちなみに明日も地鎮祭を執り行います。
福井で、輸入住宅、新築住宅、注文住宅、ZEH、高気密・高断熱住宅を建てたい人に
見ていただきたいコラムです。
今日は今世界基準で考えるヒートショックについて書いてみます!!
先ずは、ヒートショックとは、家の中で温かいところと寒いところを行き来するときに
生じる血圧の急激な変化に対して起こる健康被害のことを言います。
具体的には、温かいリビングを出て、寒い脱衣場で着替え、
暑いお風呂に入る瞬間にこのヒートショックを起こします。
実は国別で世界一多いヒートショック死亡者数の国は
現在の日本で、ヒートショックによる年間死亡者数が1万7千人と言われています。
現在の交通事故の年間死亡者数が約4千人に対して、
その倍の人がヒートショックによって実は亡くなっています。
年間の浴室死亡者数は2位の韓国の4倍近く、3位のスペイン以下の国の6倍以上の
人数でもあります。先進国の中でもダントツの1位の数ですよ!!
新築住宅・ご自身の注文住宅で事故にあわれるなんて本当に悲しいことです。
それではヒートショックによる被害がどうしてこれだけ多いのでしょうか?
日本は、他の先進国と比べると一世帯当たりのエネルギー消費量は少なく
2001年のデータで、日本が41GJ(ギガ・ジュール)・世帯・年に対し、アメリカが97GJ、
ドイツが74GJという内容です。
この数字だけ見ると「日本は消費エネルギーが少なくて優秀な国」に見えちゃいます。
しかし実際には「日本人は他の先進国に比べて、家の中で暑さ、
寒さを我慢して暮らしている結果、エネルギー消費量が少ない」ということが
ライフスタイルの調査から分かってきています。
他の先進国では、断熱性能が悪い家でも、24℃、25℃ぐらいに設定して、
家の中を全館暖房しています。
それに対して日本ではリビングを暖房で20~22℃程度を保とうとしますが、
脱衣場などの非暖房室は外気温に左右されて、10℃以下しかないような状況を我慢して暮らしています。
20℃以上の温度差でヒートショックが起こりやすくなると言われています。
これが他の先進国に比べて、我慢強い日本人がヒートショックで亡くなる人が
多い原因になっているのです。
日本の新築住宅・注文住宅も早く欧米基準を意識した住宅レベルに上げたいものですね。
以上、福井で輸入住宅、新築住宅、注文住宅、ZEH、高気密・高断熱住宅を建てたい人に
見ていただきたいコラムでした!!