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2020.01.18/
コラム

世界基準で考えるヒートショック【福井新築情報コラム】

福井で新築住宅を建てたい!分譲住宅・建売住宅を購入したい!という方にお届けする福井新築情報コラムです。
福井で分譲住宅、建売住宅をご検討の皆様、家づくりはいかがお進みでしょうか。
 

今日は世界基準で考えるヒートショックについて書いてみます!!
先ずは、ヒートショックとは、家の中で温かいところと寒いところを行き来するときに
生じる血圧の急激な変化に対して起こる健康被害のことを言います。
具体的には、温かいリビングを出て、寒い脱衣場で着替え、
暑いお風呂に入る瞬間にこのヒートショックを起こします。
実は世界一多いヒートショック死亡者数
現在の日本で、ヒートショックによる年間死亡者数が1万7千人と言われています。
交通事故の年間死亡者数が約4千人に対して、その倍の人がヒートショックによって亡くなっています。
年間の浴室死亡者数は2位の韓国の4倍近く、3位のスペイン以下の国の6倍以上の人数でもあります。
先進国の中でもダントツの1位の数です!!
ヒートショックによる被害がどうしてこれだけ多いのでしょうか?
日本は、他の先進国と比べると一世帯当たりのエネルギー消費量は少なく、
2001年のデータで、日本が41GJ(ギガ・ジュール)・世帯・年に対し、アメリカが97GJ、ドイツが74GJという内容です。
この数字だけ見ると「日本は消費エネルギーが少なくて優秀な国」に見えます。
しかし実際には「日本人は他の先進国に比べて、家の中で暑さ、寒さを我慢して暮らしている結果、エネルギー消費量が少ない」
ということが、ライフスタイルの調査から分かってきています。
他の先進国では、断熱性能が悪い家でも、24℃、25℃ぐらいに設定して、新築の中を全館暖房しています。
それに対して日本ではリビングを暖房で20~22℃程度を保とうとしますが、
脱衣場などの非暖房室は外気温に左右されて、10℃以下しかないような状況を我慢して暮らしています。
20℃以上の温度差でヒートショックが起こりやすくなると言われています。
これが他の先進国に比べて、ヒートショックで亡くなる人が多い原因になっているのです。
日本の新築住宅も早く欧米基準を意識した住宅レベルに上げたいものですね。

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では、快適な新築・住まいづくりを一緒に考えていきましょう。

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