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2019.06.28/
コラム
上がり框とバリアフリー【★福井建売・分譲コラム】
皆さん、こんにちは。
福井で新築住宅を建てたい!という方にお届けする福井不動産コラムです。
福井で分譲住宅、一戸建てをご検討の皆様、家づくりはいかがお進みでしょうか。
皆さんは「上がり框(あがりかまち)」という言葉をご存知ですか?
上がり框とは玄関の土間の部分と、室内の廊下の部分の境界にある段差の部分のことです。
中と外を分けるための境界でもあり、靴を脱いだり履いたりするときに腰掛けたり、
近所の方と玄関先でおしゃべりをするときに座ったりと活用することもできます。
日本の住宅では長く取り入れられてきた上がり框ですが、バリアフリーを考えると、
新築住宅の中の段差はできるだけ少なくしたいところです。
では、上がり框の無い新築住宅にしてしまえばとも考えられますが、これが難しいところです。
上がり框の段差を全く無くしてしまうと、外の砂や埃が廊下の方まで入ってしまうことになります。
段差を無くす前に、どうしてバリアフリーな作りにしたいのか、もう一度考えてみましょう。
今後、高齢になった時や、妊娠した時、思いがけず怪我をして歩きづらい時を考えて、
予めバリアフリーな新築住宅にしておこうかなという場合。
この場合は段差を完全に無くす必要はないかもしれません。
国土交通省のバリアフリー住宅の基準では、上がり框は18cm以下の高さにするのが望ましいとされています。
自力で段差の上り下りができる場合はこの基準を参考にしてみるといいかもしれません。
健康なうちは住宅内に段差があることで、運動にもなり、健康を保てるとも考えられます。
また、高齢な方がいらっしゃって足が上がる高さに限度があるという場合は、
実際に何cmなら足が上がるのか、今後どうなる予想があるのか考えて、高さを決められるといいと思います。
車椅子を使われる方がいらっしゃる場合、介助の方が車椅子を操作されるのであれば、
1段の段差なら上り下りも可能です。
ですが、自力で車椅子を操作される場合は2cmの段差も大変なようです。
この場合は1~2cmの僅かな段差を作ってもいいですが、段差を無くしてもいいと思います。
車椅子を操作する方と、一緒に住む方とよく相談して決めましょう。
上がり框を無くしたり、小さな段差にする場合は、靴を脱ぎ履きするために、
簡易的な椅子やベンチを玄関に置いてもいいかと思います。
ちょっとした椅子があれば、荷物が多い時にちょっと置いたりと意外と使い勝手がいいものです。
椅子などを置く可能性があるのであれば、新築住宅を設計する段階から、そのことを念頭に置いて、
玄関の広さを考えましょう。
ある程度の基準は設けつつも、実際に住む方の特徴に合わせて、住みやすく居心地の良い住宅づくりを目指したいと思います。
タキナミは創業97年。信頼と歴史の中でつちかった実績での新築住まいづくりを提供しています。
では、快適な新築・住まいづくりを一緒に考えていきましょう。
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